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No.82緊急事態宣言解除

およそ2か月半にわたった首都圏1都3県の緊急事態宣言は、２度の延長を経て「1都3県の新規感染者数は8割以上減少している」として令和３年3月21日をもって全面解除されました。

今回の解除にあたり、リバウンド対策として政府は、感染の再拡大を防ぐための5本の柱からなる、総合的な対策を決定しました。その5つの柱とは、
「飲食を通じた感染防止対策」
「変異株の監視体制の強化」
「感染拡大の予兆をつかむための戦略的な検査の実施」
「安全・迅速なワクチン接種」
「次の感染拡大に備えた医療体制の強化」
で、政府は感染の再拡大防止に全力を挙げることにしています。

緊急事態宣言が解除された1都3県では、解除明けの3月22日から31日まで、不要不急の外出自粛を要請し、飲食店などに対しては、いまの午後8時から午後9時まで（酒類の提供は午後8時まで）に緩和するものの営業時間の短縮要請は継続することになりました。
しかし、協力金は1日あたり６万円から4万円に変更となっております。また、イベントの開催制限をめぐり、大規模なイベントでは、収容人数の半分以内であれば1万人まで入場を認める経過措置を、４月18日まで実施することを決めました。夏の東京オリンピックに向け、さらなる制限緩和を進めるとのことです。

一方で、GoToトラベルについては、全国一斉停止を当面継続するとのことで、全国の感染状況がステージ2（感染者の漸増及び医療提供体制への負荷が蓄積する段階）相当以下になることが再開の大前提としたうえで、感染状況を見極めながら段階的に再開することが検討されています。

コロナ疲れの中、花見シーズン真っ盛りの時期に宣言解除となり、卒業式、入学式、歓送迎会等イベントが盛りだくさんで今後人出が増え感染リスクが高まる可能性が指摘されておりますが、引き続き「3つの密」を避け、「マスク着用の徹底」や「手洗いなどの手指衛生」等の基本的な感染対策を徹底し感染予防に努めながら、コロナが一日でも早く終息することを願っております。