048-834-1155

9:00~17:00 ( 土日祝を除く )

No.68山の日

2020.08.31

山の日

今夏はどうすごされましたか?
屋内でのイベント等が自粛される中,アウトドアを楽しんだという方もいらっしゃるかと思います。
8月は「山の日」という祝日があります。この日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とされています。関東平野に住んでいると忘れがちですが,日本は,国土の7割近くを山地が占めています。
今年は残念ながら,日本一の山,富士山が開山しませんでした。年間2,30万人が訪れる人気の山がゆえに,コロナの影響は避けられないと判断されたのでしょう。
富士登山の魅力は何といっても,テッペンから見る御来光です。人気の8合目の山小屋は大混雑。人が折り重なって仮眠をとり、御来光に間に合うよう、夜中に山頂を目指し動き出します。ヘッドライドの明かりが数珠のように光る光景は幻想的ですが、山頂までの道のりが大渋滞であることを物語っています。苦しんだ後に最高のご褒美がもらえた,そんな達成感が忘れられない山が富士山です。

富士山を登ったら次のステージへ・・・。日本は7割も山地なのです。日本全国に私を待っている山がある~!というような気持ちに駆り立てられる人も多いと聞きます。
私自身はここ数年登山から離れていたのですが,コロナが落ち着いたら是非行ってみたい山3選を勝手ながらご紹介させていただきます。

<秋田県:森吉山,奥森吉,奥阿仁>
TV番組「グレートトラバース『日本百名山一筆書き』」で,アドベンチャーレーサーの田中陽希さんが訪れ,感動していた場所です。(余談ですが,田中さんは埼玉県出身で,現在も,日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3~に挑戦中。日本列島を鹿児島県の屋久島から北海道の利尻島へ,陸路は徒歩とスキー、海路はシーカヤックやパックラフトで人力のみで繋ぎ合わせる300名山を登る旅を続けていらっしゃいます。)
森吉山は、標高1,454.2mの古い火山で,高山帯では多くの高山植物が咲乱れるため「花の百名山」として親しまれています。森吉山の一番の魅力は,奥森吉の赤水渓谷のウォータートレックです。200万年前に形成した火砕流台地が侵食された1枚岩盤のU字渓谷で,別名「天国の散歩道」と言われています。浅いU字にちゃぽんと浸かって空を仰ぐ!のが夢です。

<群馬県:岩櫃山>
大河ドラマ『真田丸』のオープニングで登場する山です。戦国時代の岩櫃山東麓中腹には、真田氏ゆかりの難攻不落の山城として天下に名を馳せた名城・岩櫃城がありました。
標高802.6mと低いものの,山頂部の南面は約200mにもなる岩壁が切り立ちます。約600万年前の噴火活動によって形成された山が、風雨と川の流れに侵蝕されたため,岩場・鎖場などアドベンチャー的登山を楽しめます。また,山頂からの眺望に優れ、上州の山々が見渡せるほか、晴れた日には富士山を遠望できます。低山は夏は暑いため敬遠されがちですが,ちょうどお盆の頃に,鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるキツネノカミソリ(ヒガンバナ科の一種)が見頃を迎えます。

<群馬県,新潟県:平ヶ岳>
ここは知人の年賀状の写真を見て,行きたい!と思った場所です。
標高2141m。平ヶ岳は自然保護のため、山小屋や避難小屋がなく、幕営も原則禁止されています。一般的な登山道のコースタイムは往復でなんと約12時間!体力に自信が無ければたどり着けない「日帰り登山の最難関」と呼ばれています。
ここで有名なのは,「玉子石」と言われる卵の形をした石がふたつ重なって見える奇岩です。ひとつの花崗岩が時間をかけて削られていき、このような形になったそうで,玉子石のまわりには、尾瀬エリアならではの湿原風景も楽しめます。

以上,有言実行するため,今は体力向上?維持?に努める日々です。