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No.62コロコロコロナ

2020.05.13

コロコロコロナ

昨今のコロナ状況下でどのように生活が変わるのか。今後、コロナの影響が続くとすればどのようなことが想定されるのか、みなさんも考えているかと思います。
マスクも多種多様化し、ナ〇シカ型のマスクが流行したり、いや自分はダース〇ーダー型のマスク派だとか、自分の身代わりになるようなロボットが遠隔操作で出勤してくれるとか、コロナより感染力の高いコロナ抗体が開発され、これを保持している人はみんな寄ってくるため、●●●並にモテモテになるとか、くだらないことを考えています。

ダーウィンが「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と言ったように、人間にとっても企業にとっても今の状況に対応でき、行動を変化することが求められているのかもしれません。

どのように変化すべきか。今後の環境変化を予測して、それに応じた変化をすることは重要です。変化したもの、変化しないもの、徐々に変化するもの、変化すべきこと、いつまでの影響なのか・・・

変化したものとしてまず頭に浮かぶのは人との物理的な対面でしょう。外出自粛が解かれたとしても、感染のリスクがゼロになるわけではありません。観光国になっていた日本も外国人観光客がどれだけ戻るか不透明です。
変化しないもの、身近なところでは衣食住です。人間が食べる量はそう減らないと思います。外出しない分だけ少しは減るかもしれませんが、大体の人は1日3食食べているはずです。コロナ感染による死者が仮に世界で1,000万人だとしても世界の人口(73億人とすると)の約0.1%です。割合として話すと冷酷かもしれませんが、人が生きる上で今まで消費してきた数量はこれからも変わらないと思います。また、土地については人口密度の高い地域やテナント賃料の下落、ソーシャルディスタンスを確保したオフィスやテナントの需要等、地価の変動について様々な要因があると思いますが、土地全体の資源量、広さは地殻変動でも起きない限り変わりません。
徐々に変化するもの、コロナの感染は急激には収束せずに少しずつ収束すると思います。いつまで続くかわかりませんが、悲観的な見方をすればインフルエンザと同様に永続的に続くのではないかと思います。

独断と偏見で私見を申し上げてしまいましたが、このように予測を試みたところで、前例のない今の状況で様々な情報や憶測が飛び交い、どう行動すべきかわからないでしょう。

そのような時は、自分や自社の立場からいかに周りに貢献できるように行動できるかを考慮して変化すべきと思います。税務・会計の業界で言えば、損益構造変化の認識・確認、資金繰りの支援、各種助成金制度の検討等あります。自分のできる範囲内で何か役立つことを考えていただければありがたいです。もちろん、これをチャンスととらえ自分の業務範囲を広げるきっかけとして勉強することや、自分が感染しないことや自社を存続維持させることも周りへの貢献につながるかと思います。

行動を変えていくことはなかなか困難です。変えていく過程で自分の想定している方向と異なり、失敗することもあるかと思います。ただ、変化しないことよりもいいと言えます。自分の意識を変えていく方向にある限り、少しずつ変わっていくと考えられます。あくまでもヒトとウイルスとの争いであり、人間同士の争いではないので、お互い争うことなく、自分の発想転換をして生活様式を変えつつ、この期間を楽しんで過ごせるようにしていただければと思います。