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No.456月からのふるさと納税に注意!

2019.05.21

6月からのふるさと納税に注意!

暖かく気候の良い季節になりましたが、新緑に目を向ける余裕がないほど会計事務所にとっては忙しい時期になりました。

5月というと忘れてはいけないのが固定資産税と自動車税の納付です。納付書が届くまですっかり忘れていて思わぬ出費となる方も多いのではないでしょうか。納税資金はきちんと準備をしておかないといけませんね。

さて、今年はもう一つ忘れてはならない事項があります。それは6月からのふるさと納税です。

ふるさと納税制度を利用されている方はたくさんいらっしゃると思います。実質2000円の負担で返礼品を受け取ることができます。最近ではふるさと納税専用のサイトも充実し、クレジットカードを使って手軽に寄付ができるうえに、自分で確定申告をしなくても税金の減額を受けられるため(いわゆるワンストップ特例ですね)とても便利になりました。

しかし、一部で豪華な返礼品を用意して寄附金額を奪い合う競争が激化していることが問題視され、とうとう6月から規制が入りました。(「財源を地方へ分配する」という当初の目的は十分に果たしていると思うのですが…嘆かわしいですね。)
6月からの規制とは、①返礼品は寄付金額の3割以下、②返礼品は地元のものに限る、というものです。

さらに特定された4市町村は寄付金控除の対象外という大変厳しい規制となりました。6月以降、この4つの自治体に寄付をしても寄付金控除は受けられません。

ふるさと納税は年末近くなって慌てて始める人も多いと思います。私もそうです。
しかし今後は「ふるさと納税」の意味をよく考える必要がありそうですね。
ともあれ、賢く節税しましょう!