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No.185旧交を温める

2026.02.27

旧交を温める

幹事を引き受けてくれる有志が現れたことで、私たちの学年では5年に一度、高校の学年全体の同窓会が開かれるようになりました。

直近では2025年11月に開催されましたが、その5年前はちょうどコロナ禍の真っただ中で、集まること自体が難しく、残念ながら開催が見送られました。
そのため今回は実に10年ぶりの開催となり、久しぶりに顔を合わせる同級生たちの姿に、懐かしさと新鮮さが入り混じった独特の空気が漂っていました。

思い返せば、最初に同窓会が行われたのはもう20年も前のことです。当時はまだSNSも一般的ではなく、まずは過去の名簿を頼りに住所と電話番号のリストを作り直すところから準備が始まりました。案内状はハガキで届き、返信用のはがきを投函した記憶もあります。それが時代とともにメールへと変わり、さらにSNSへと移行し、連絡手段は驚くほど進化しました。

最初の頃は学年の50%近くが参加する大規模な同窓会でしたが、最近は少し減って40%弱ほどになっています。それでも、各種ツールの発展により、開催前から卒業時に配られた学生生活の思い出ビデオ(!)をデジタル化したものがYouTubeで共有されるなど、準備段階からすでに相当な盛り上がりを見せていました。かくいう私も事前にビデオを見返し、まるで“予習”をして同窓会に臨みました。

当日、変わっているようで変わらない同級生たちはすぐに見分けがつき、会場のあちこちで再会の歓声が上がりました。2時間という時間では到底足りず、なんと4次会まで続いたそうです。それでもまだ話し足りなかったようで、学年全体のグループチャットでは誰かが投稿を続け、まるで同窓会が1週間ほど延長されているかのような賑わいでした。さらにクラスごとのグループチャットも作られ、温度差はあるものの、それぞれの場所で再会の輪が広がっています。

次の学年全体の同窓会は2030年とまだ先のため、今度は各クラスが自主的にクラス会を企画する流れになりました。私の関係するところでは、すでに1年生のクラス会が開催され、2年生のクラス会はもうすぐの開催が予定されています。3年生のクラス会は来月に控えており、まるで学生時代の行事のようにスケジュールが埋まっていくのが不思議で、忙しいながらもどこか嬉しくもあります。その合間には部活動の集まりも行われているようで、まさに“青春の再来”といった雰囲気でしょうか。

普段の生活では、仕事関係の人間関係が中心になりますが、進路が決まっていなかった学生時代を共に過ごした同級生たちは、今ではそれぞれ全く違う職業に就き、見てきた世界も感じてきたことも多様です。
その違いが今となってはとても新鮮で、話を聞くだけでも刺激になります。学生時代には毎日顔を合わせていたのに、ほとんど話したことのなかったクラスメートと意気投合し、頻繁にメッセージをやり取りしたり、食事に行ったりするようになりました。
あの頃には想像もしなかった関係が、大人になった今だからこそ自然に生まれていることに、どこか温かさを感じています。