No.167交通事故?!自動車任意保険、入っていますか?~事故発生編~
2025.05.23

交通事故を起こした相手がもしも無保険だったら、あなたは泣き寝入りをしますか?
これは交通事故に巻き込まれた私たち一家が、犯人特定から車両の仮差し押さえ、そして裁判を起こすまでのノンフィクションです。
2024年の夏のある日、ドライブを楽しんでいた私たち一家は信号待ちをしているときに後ろから来た車に追突されました。相手はそのまま逃走。いわゆる当て逃げです。
この謝らず逃げる行為が私たちの怒りに火をつけました。ここから犯人との長い長い戦いが始まります。
(実は2025年5月の段階でまだ戦いは終結していません。現在は裁判が始まるのを待っている状態です。機会がありましたら裁判編もお伝えします!)
あおり運転などの車のトラブルが多い昨今、今はドライブレコーダーを付けている車が多いですよね。うちの車のバックモニターには相手の車のナンバーがばっちりと映っていました。
車両ナンバーが分かればすぐに警察は犯人特定を急いでくれるはず!そう思う方も多いと思います。しかし実際は犯人特定まで2~3か月を要しました。何故こんなに長い時間を要したのでしょうか。
実際、車の所有者はすぐに判明しました。近所に住む外国籍の人でした。外国人となると警察は慎重になります。外国人は友人に車を貸すことも多く、車の所有者=運転者とは限らないからです。
所有者≠運転者の場合、所有者に警察が安易に接触してしまうと、本当の犯人を国外へ逃がしてしまう可能性があります。国外に逃げられると警察も手が出せないと言います。そのため証拠を十分に集めるのに時間がかかった、と警察から言われました。
この犯人、警察の取り調べでは「自動車保険に入っている」、「賠償もする」と言っていたようなのですが…相手の保険会社からももちろん相手本人からも音沙汰なし。
本当に保険に入っているのでしょうか?そして賠償の意思はあるのでしょうか?
近年は日本に住む外国人が増えたことによるトラブルが本当に増えましたね。外国人が相手となると諦めて泣き寝入りする方も多いです。~仮差押え編~では、私たちが弁護士さんと二人三脚で犯人を追い詰めていく流れをご紹介します。「こんな方法があるのだな」程度に見ていただけたら幸いです。
自動車保険には弁護士特約が付いている保険があります。この弁護士特約が今回かなりの力を発揮してくれます!万一の事故に備えて弁護士特約を保険につけることをお勧めします。
長くなりましたので次回の~仮差押え編~で続きをお話します!