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No.133高崎線140周年

2023.07.13

高崎線140周年

今年の7月に高崎線が140周年を迎えました。
上野-高崎間を走るJR東日本の路線です。

一部は上野東京ライン高崎線として東京を経由し、また一部は湘南新宿ライン高崎線として新宿を経由して東海道線に直通運転しています。群馬から埼玉を北から南へ縦断して東京へ至る重要な鉄道路線の一つです。1883年(明治16年)に上野-熊谷間で日本初の私鉄(日本鉄道)として開業し、当時群馬県南部で盛んに生産されていた日本の主要輸出品であった絹糸を輸送していたそうです。 同時に停車駅として開業した上野、王子、浦和、上尾、鴻巣、熊谷の各駅も同じく140周年です。

開業当時の熊谷駅の写真を見たことがありますが、周りに何もない平屋建ての駅舎に蒸気機関車が止まっていました。今の新幹線が止まる熊谷駅とは全く違い、歴史を感じさせる写真でした。ちなみに今でも蒸気機関車が止まっていることがしばしばあります。現在は埼玉の鉄道網の要所として発展している大宮駅は、まだありませんでした。その後は国有化され群馬県、埼玉県の生産物や人員を運ぶために発展してきました。上尾事件の舞台として世間に注目されたこともあります。

時代が移り変わって、貨物列車を見ることは少なくなりましたが、満員の通勤客を乗せて今日も高崎線は走っています。私も学生時代から高崎線で通学・通勤をしてきたので思い入れがあり140周年を大変うれしく思います。通勤電車ですがグリーン車両もあるので、花の金曜日には旅気分で駅弁をつまみに一杯飲みながら帰ることもあります。

また、かつては普通列車終電の1時間後に発車する夜行列車の急行能登が走っており、終電に乗り遅れた際に乗って帰ったのも良い思い出です。10年前の130周年の時にはラッピング列車が走ったりしていましたが、今回の140周年でも特別列車が走ったり、イベント開催や記念グッズを販売するとのこと。

特に当初開業の6駅で記念グッズの「6駅限定カプセルトイ」が7月1日から販売されるそうなので買ってみたいと思っております。皆様も、そんな歴史を刻んできた高崎線に思いを馳せてみませんか。