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No.126WBC、今日はたまたま勝ちましたけど・・・

2023.04.11

WBC、今日はたまたま勝ちましたけど・・・

3月9日の中国戦から始まったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、日本時間3月22日、日本代表「侍ジャパン」の14年ぶり3度目の優勝で幕を下ろしました。

予選ラウンドから熱い戦いが繰り広げられた大会でしたが、アメリカ代表との決勝は「まるで漫画のような」結末となりましたね。

1点リードの九回に登板したのは、3番指名打者で出場していた大谷翔平。二死を取って打席に迎えたのは、現役最強打者といわれるマイク・トラウト選手。チームメイトであるため、これまで実戦での対戦はない、とのこと。

事実は小説より奇なり。ホームランが出れば同点という場面で大リーグでも屈指のスーパースター二人が真剣勝負。大谷は160キロの速球を連発。フルカウントから最後はスライダーでトラウトを三振に打ち取る。
録画しておいて良かった。朝出かける前にちゃんと録画予約したのです。リアルタイムでなくとも最高の勝負を見ることができました。

大会MVPに選ばれたのは、もちろん大谷翔平。投手として11奪三振、2勝0敗1セーブ、防御率1.86。打者でも打率4割3分5厘、1本塁打、8打点、OPS1・345。まさに圧倒的な活躍でした。

大谷が本領を発揮したのは、試合中だけではありません。試合後に行われた米メディア『FOXスポーツ』のインタビューでも、印象的な言葉を語っています。

アナウンサーの「日本で見ている人々にはこの勝利はどういう意味を持つか?」という質問に対して。
「僕らはアメリカの野球をリスペクトしているし、彼らの野球を見本にしてこれまで頑張ってきたと思うので、今日はたまたま勝ちましたけど、これからもっともっと高いところを目指して頑張っていきたいと思います」

あくまでも謙虚で、優勝を決めた歓喜の直後でも感謝や気配りやリスペクトを忘れない。野球選手として超一流であるとともに、「人間として大事なこと」も気づかせてくれる存在と言えるでしょう。

「今日はたまたま勝ちましたけど・・・」、なんてセリフをオジサンも一度言ってみたいものです。