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No.112R4年分路線価の公表

2022.07.19

R4年分路線価の公表

7月1日、国税庁より令和4年分の路線価が公表されました。

路線価とは、その年の1月1日時点における主要な道路に面した1㎡あたりの宅地の価額のことをいい、相続税や贈与税の計算をするときの基準となるものです。

例えば、路線価30万円の土地100㎡であれば、30万×100㎡=3,000万円と評価されます。

今年の全国の最高路線価は、「東京都中央区銀座5丁目銀座中央通り(鳩居堂前)」で、4,224万円(坪あたり約1億3,939万円)となり、昭和61年以降37年連続ということですが、前年比では1.1%減で2年連続の下落とのことです。

しかし、県庁所在地別でみると、上昇15都市(前年は8都市)、横ばい16都市(前年は17都市)、下落16都市(前年は22都市)と、全体としては上昇している地点が増えているようです。

ちなみに、朝日会計社のある埼玉県の最高路線価は、「さいたま市大宮区桜木町2丁目大宮駅西口駅前ロータリー」の440万円で、前年比3.2%増となっていますが、銀座と比べると約1/10です。

また、路線価はその年1年間同じ金額が使用されますので、1年間の地価変動などを考慮し、地価公示価格等を基にした価格(時価)の80%程度を目途に評価されていますので、売買価額を検討する場合には、路線価で求めた評価額を0.8で割り戻せば1つの目安が計算できます。

このように、路線価が分かれば色々な土地の評価額の目安を知ることができます。路線価は国税庁のホームページで公表されていますので、ご自身の所有土地や売買を検討している土地について計算してみてはいかがでしょうか。

なお、実際の相続税や贈与税を計算する場合の評価額については、より細かい計算がありますので、詳しくは弊社担当者までお問い合わせください。