No.50「消費増税とキャッシュレス決済」
2019.11.01
10月から消費税率の改正があり、1か月が過ぎようとしています。
今後、消費税の申告では、経過措置の3%、5%、8%、10月からの軽減税率8%、10%と区分が増えます。
消費者にとって食料品の軽減税率はありがたい話ですが、消費税課税事業者の方は、この区分をした帳簿を作成しなければなりません。経過措置の8%と軽減税率8%と、同じ8%でも明確な区分が必要です。
さらに、キャッシュレス決済によるポイント還元もあり、還元額は本体価格の値引きではなく雑収入と処理することになりますので記帳は煩雑となります。
クレジット決済したものも各店舗の領収書等でよく確認する必要があります。
とはいえ事業者がキャッシュレス決済による還元をどれくらい受けるのか、今のところ検討もつきませんが・・・。
私がキャッシュレス決済での還元を受けているのは、コンビニでの買い物ぐらいです。還元する店舗があまりない印象があり、コンビニ以外は相変わらず現金決済をしています。
しかし、ポイント還元予算が不足になるかも・・・!?と報道されています。スマホ決済利用者の増加が著しいようで、結構皆さん利用しているようですね。
ただし、停電により機器が使えない、利用が集中してシステムがダウンしたりして決済できない、とか便利な話ばかりではありません。
いざという時はやっぱり多少の現金所持が必要とも思います。
ポイント還元目当てだけでなく、現金を持ち歩くリスクをなくす意味でも、キャッシュレス決済をうまく利用することも大切な時代ですね。