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No.96R3年分年末調整の改正について

2021.11.02

R3年分年末調整の改正について

今年も残り2か月を切り、年末調整の季節が近づいてきました。
今回は、R3年分年末調整について、改正点をご紹介したいと思います。

<年末調整について>
・「扶養控除等申告書」など、年末調整で会社へ提出する書類について、押印が不要となりました。
・年末調整手続きを電子で行う場合、会社はあらかじめ税務署長の承認を受けなければなりませんでしたが、これが不要とされました。

以上が大きな改正点となります。

今年は皆さんが楽しみにされている還付額に影響する改正点はありません。

また、まだあまり導入されている会社はお聞きしませんが、年末調整手続きの電子化について少しお知らせしたいと思います。

① 年調ソフトのダウンロード
このソフトで会社へ提出する保険料控除申告書などの電子データを作成します。なお、紙で届いた証明書の内容をご自身で入力したものをプリントアウトして会社へ提出することもできます。
国税庁のHPからダウンロードできます。

② 保険料控除証明書データの取得
保険会社各社から控除証明書が郵送されてきていると思いますが、データで取得する場合、「マイナポータル連携で取得」と「保険会社のウェブサイトから取得」の2通りの方法があります。
全ての保険会社が対応しているわけではありませんし、「保険会社のウェブサイトから取得」のみ対応している保険会社もありますので、利用する際はご確認下さい。
また、「マイナポータル連携で取得」の場合、マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要となります。

年末調整の電子化については、ITに不慣れな従業員にとっては少しハードルが高いかもしれませんので、導入するには会社のサポートが必要だと思います。

しかし、税金の場面だけ見ても年々電子化が可能になってきていますし、年々便利になってきていると思います。
少しずつ導入を検討されてはいかがでしょうか。