No.192サムライブルーの激闘と、サッカーから学んだ「執念」の価値
2026.06.23

皆さんはここ数日、心地よい寝不足の朝を迎えていませんか?
そうです、世界中のフットボールファン、そして普段はサッカーを見ない人までもを巻き込んで、ついに「2026年北中米ワールドカップ」が開幕しました。
今大会は史上初めてアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国による共同開催となり、さらに出場国数が従来の32カ国から48カ国へと大幅に拡大されるという、歴史的な新フォーマットでの開催となっています。
世界各地から集結した多様な国々がプライドをかけて激突する姿は、地球全体を異様なほどの熱気と興奮で包み込んでいます。
そんな中、日本中が固唾をのんで見守ったのが、日本代表「サムライブルー」のグループステージ初戦です。
対戦相手は、世界屈指のタレントを擁する欧州のメガクラブ所属選手ばかりの強豪国。
戦前の下馬評では「極めて厳しい戦いになる」と予想されていました。
実際の試合も、大方の予想通り終始相手に主導権を握られる非常に苦しい展開となりました。
前半に先制点を許し、日本が必死の反撃で一度は同点に追いつくものの、後半に再び勝ち越しゴールを奪われるという絶望的な状況。
時計の針は無情にも進み、アディショナルタイムの表示が出たその時、ドラマが待っていました。選手全員が前線へ駆け上がり、ゴール前へ送られた執念のクロスボール。
泥臭く、しかし力強くネットを揺らした同点弾の瞬間、日本中が歓喜に沸きました。
格上を相手に見事にもぎ取った、値千金のドロー。
試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、画面越しからも伝わってくる選手たちの「絶対に諦めない」という強い眼差しに、胸が熱くなった方も多かったのではないでしょうか。
私自身、言葉にできないほどの深い共感と、懐かしい記憶が込み上げていました。
というのも、私自身も小学1年生という幼い頃にボールを蹴り始めてから、22歳までの青春時代のすべてを、サッカーという競技に捧げてきた生粋のサッカー人間だからです。
特に印象深く残っているのは、中学時代です。
毎日泥まみれになりながら厳しい練習に明け暮れ、チーム一丸となって「関東大会への出場」を果たした経験は、今でも私の人生の大きな財産となっています。
関東大会という高いステージでは、自分たちよりも体格が良く、技術的にも圧倒的に優れた強豪チームと対峙しました。
戦術やデータだけを見れば、私たちが負けていてもおかしくない試合ばかりでした。
しかし、そんな格上のライバルたちを相手に、いわゆる「ジャイアントキリング(大金星)」を起こせた瞬間が確かにありました。その時、私たちのチームにあって相手になかったもの、それこそが「絶対に諦めないという執念」でした。どんなに攻め込まれても身体を張ってゴールを守り、泥臭く一歩を前に踏み出す。
技術や体格の差を最終的に凌駕するのは、戦術を超えた場所にある「勝ちたい」という純粋で強烈な執念なのだと、私は当時の厳しいピッチの上で身をもって学びました。
そしてこの経験は、ビジネスという新たなフィールドでも、全く同じことが言えると確信しています。
私たちが日々向き合っているビジネスの世界も、ある意味ではワールドカップ以上に予測不能で、厳しい競争が繰り広げられる場所です。
市場環境の急速な変化、予期せぬトラブルの発生、競合他社との激しいシェア争いなど、仕事を進める中では「もうこれ以上は無理かもしれない」「ここが限界だ」と弱気になってしまうような局面が多々訪れます。
しかし、そこで思考を停止させて諦めてしまうのか、それとも「まだ何かできることはないか」と問い続け、最後の一歩を泥臭く踏み出せるか。
その僅かな差が、ビジネスにおける最終的な成果や、何よりもお客様からいただける「信頼」の大きさを大きく左右するのです。
どれだけ優れた事業計画や最先端のテクノロジーがあっても、それを動かす人間の中に「やり切る執念」がなければ、けっして一流の成果は生まれません。
今回の日本代表が魅せてくれた戦いぶりは、私が22年間のサッカー人生で培ってきた「執念の大切さ」を、改めて鮮明に思い出させてくれる最高の刺激となりました。
サムライブルーが証明してくれた不屈の精神と大きなパワーを胸に、私たちも日々の業務において、目の前のお客様のために熱い執念と誠実さを持って取り組んでまいります。
どんな困難な課題に対しても、決して諦めずにベストな解決策を模索し続けること。それが私たちのプライドです。

